| いわゆる「国の借金(正しくは政府の負債)」の残高がいくらかなどよりも、支出の割りにGDPが伸びていないことが真の問題であり、「恐慌経済」というマインドを反転させるくらいにもっと大胆な支出をしなければなりません。 破綻論が大好きな左傾メディアでは、「対GDP比で180%、日本の借金は先進国の中で突出 !」などと不安を煽りますね。 しかしながら、アジア通貨危機で大変な事態に直面したタイや南コリアの当時の政府負債は対GDP比で10%前後、2008年に経済破綻したアイスランドは50%強と、政府負債のGDP比と破綻とは無関係であることの指摘が重要です。 そもそもこれらの国はすべて、政府の負債ではなく民間の過剰な外貨建て負債が原因でした。 現在の我が国のように、政府の負債が拡大を続ける中、民間の負債は反比例して減少し続けているのです。 アジア通貨危機やサブプライムローン、そしてリーマンショックなど、近年の国際的な経済危機の発端は、基本的に民間の過剰負債が破綻したことに起因します。 左傾メディアや似非経済学者が言うような、いわゆる「国の借金(政府の負債)」ではありません。
我が国のような「自国通貨建ての政府負債」というのは、単なるインフレとデフレの調整弁に過ぎず、それ以上でもそれ以下でもないのです。 「政府の財政黒字(民間の財政赤字)はむしろバブル崩壊の予兆の場合もある」「通貨高で滅んだ国なし」という言葉、私は名言だと思ってよく使っています。
画像は「2009年 主要国の輸出依存度・輸入依存度」となります。 >>933の画像「日本の輸出商品別構成(2005年−2008年10月)」が示す通り、我が国が家電や自動車といった耐久消費財の輸出を中心に立国しているというのは誤解なわけですが、そもそもGDPに占める輸出や輸入の割合自体がアメリカに次いで低かったりするのです。 また、>>880の画像「2009年 日本の対中貿易とGDP比較」が示す通り、支那との関係が悪化したところで「経済崩壊」と呼べるレベルの実害は、GDP比から見ても考えられません(むしろあちらの方がダメージは大きい)。 つまりは前述したように、「どれだけ稼げるか」ではなく「どれだけカネを使うか」ということが、今の我が国の経済状況では重要なのです。
>>何度も言いますが、現在はデフレなのだから、名目金利よりも実質金利の方が高くて当然 >この理屈からすると、「日本以外の国はインフレだから名目金利が日本より高くて当然」ということになり、 >>>878であなたが各国の比較を持ち出したのも意味がないことになってしまう
では、「諸外国と相対化して見た際、名目金利が圧倒的に低い日本が実質金利ではそうでもないと見えるくらい、日本のデフレーションは深刻」と言い換えてみましたがいかがでしょうか。 |
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