| >>951 >>>898のグラフが見事としか言いようがなく、正直反論で説得することは困難だと思う
いえ、「データが示す通り、相関関係はありませんでした」などと、データを根拠として自説を展開されたのだから、「一見、データ上では相関関係がありそうに見えるけど、別な要因も考えられるのでは?」などとするのは不誠実、真摯な態度とは言えません。 なので、あなたのやるべきことは私への説得ではなく、数値が示す結論にご自身が納得されることだと思いますよ。
>「金回りをよくすれば景気が回復する」というのも、現状ではお題目でしかないように思える
今までやっていたような金融緩和だけでは十分ではなく、政府による財政支出の大幅な拡大が必要というのが私の主張でした(私の発案でも何でもないが)。 それは大気圏を突破するまでの強力なロケットエンジン、自転車を漕ぎ出すための最初のひと漕ぎといったイメージで、現在の日本経済が抱える悪循環を断ち切り、以前のような好循環に復帰させることが狙いです。
画像は「人口千人当たりの公的部門における職員数の国際比較」となります。 大マスコミはろくに数値化、相対化を行わず、これを見てもまだ「無駄の削減」「公務員の数は多すぎる」などとやりますかって話ですね。
>日本の強みであるメーカーが直面している問題は、「資金繰り」ではないと考えられるからだ
この点については私も賛成です。 資金を供給されたところで需要が存在しないのですから、事業規模の拡大など取れるはずもありません。
これがどこぞの独裁国家であれば、「設備投資を控え、借金返済に邁進するような自分勝手な企業は死刑。人民も消費をせずにせっせと貯金するやつは死刑」などの宣言で解決可能かもしれませんが、現実的にはマインドに左右されない政府による支出増が最適なソリューションとなります。
>経済の国際化が進んだ以上、いくら日本の技術力が優れていると言っても、 >それと同じように物価が高いと、コスト競争力で圧倒的に不利であることが原因であり、 >それがネックであるから投資の採算が見込めず、経済全体の「金回り」が悪くなっていると考えられる
この見解には大いに疑問があります。 少子化やグローバリズムを主犯とする人は確かにいますが、私は何度も言うように本来のパフォーマンスが発揮されていないに過ぎないと考えています。
例えば現在の円高などは実体経済面のファンダメンタルに基づいているわけではなく、バブル崩壊を受けた世界の主要国が、必死でマネタリーベースを拡大していることに起因します。 日本の潜在的競争力は衰えてなどいませんし、重要なのは「どれだけ稼げるか」ではなく「どれだけカネを使うか」ということなのです。 企業会計やミクロ経済の話ではなく、国家財政やマクロ経済の話をしています。 |
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