その1
当サイトはグラビアアイドルの批評や紹介がメインであり、画像はそのための引用として使用させていただいております。サイト内に掲載させていただいておりますタレント画像は、アイドル好きな管理人が各タレントを応援するという目的でも制作されております。タレントの肖像権は当然ながら所属事務所へ帰属する訳ですが、当サイトの内容はタレント画像の肖像権及びタレントが自己の肖像を利用して経済的利益を得るという「パブリシティ権」の侵害を意図する性質のものではありません。
掲載画像にはWEB上
で公開されているものの中から個人的に収集しましたものを、それぞれのアイドルごとに数十点を厳選して使用しております。紹介アイドルの知名度やイメージアップを図るとともに、DVDや写真集
への購買意欲をそそるよう、オンライン書店「アマゾン(Amazon)」とのリンク提携を、各掲載ページで密に行っております。それでも画像掲載において問題が生じると思われる場合は、お手数ですが肖像権などを有する方(所属事務所担当者等)が当方まで直接ご連絡いただきますようお願いいたします。ご連絡いただけました場合、早急なる対応をさせていただきたいと思います。ただし、掲載画像の削除には応じられますが、批評コメントの修正や削除には応じられない場合がありますことをあらかじめご了承ください。
当サイトはユーザビリティを無視した多くのスパム系
の画像サイトとは異なり、訪問者にとって邪魔でしかない広告の類は極力排除する方針で運営いたしております。タレントのイメージを損ねるような、悪質な「アイコラ(アイドルコラージュ)画像」などを掲載する予定もありません。また、会員を募って課金を行ったり、画像を販売(転売)するなどの商用目的のサイトとも根本から異なります。アイドル各位のページは魂を込めて制作しておりますので、タレント所属事務所各位には、何卒、格別なるご配慮をいただけますようよろしくお願い申し上げます。
なお、画像掲載の許可をいただける場合の批評コメント修正や、所属タレントの画像提供には積極的に応じさせていただきたいと思います。その場合、当方と連絡を行っている事実は守秘されますのでご安心ください。タレントの売り出しにも微力ながらご協力させていただきたいと思っております。
アイドル情報のポータルサイトとなれますよう頑張って参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
管理人:ポルシェ万次郎
(03/11/20)
その2
■パブリシティ権
有名なタレントやスポーツ選手の氏名、写真などを使った商品が生みだす利益を、本人やその契約者らが独占的に得ることができる権利。第三者が無断で商品を製造販売すると権利侵害になる。
■著作権法32条
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
■著作物の定義
著作物とは、日本の著作権法の定義によれば、「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」である。
タレントの肖像を著作物と呼べるのかは分かりませんが、写真集での掲載画像の一部、またはすべてを写真集のページ順通りに掲載使用するなどの行為については、問題がある(権利を不当に侵害している)と認識しています。過去にも実在する馬の名前をTVゲームの中で勝手に使用されたとして、ゲーム会社に対し損害を求める裁判がありましたが、確か損害賠償はゼロ(損害が発生した事実はない)だったと記憶しています。肖像の社会的価値や商品的価値を貶めるアイコラ画像の掲載、販売や課金などの商用目的による二次使用は許されない行為ですが、ファンサイトや批評サイトのようなネット上のみの画像紹介に限るなら、その掲載において経済的な損害など発生しないと考えます。
アイドルやミュージシャンなどのタレントを扱った画像サイトやファンサイトは、それこそインターネット上に星の数ほど存在していますが、当サイトではランキング形式による批評システムと各アイドルページでの毒説コメントが独自性を認められ、辛口批評で有名な某ミシュランサイト等でも広くご好評いただいているものと認識しております。画像引用の範囲に問題があると思われないよう、今後もテキストの書き起こしには力を入れていく予定ですが、現時点で権利を有する方が画像掲載について問題だと判断された場合、ご連絡をいただければ真摯な対応をさせていただく所存です。
とあるアイドル所属事務所との一件以来、携帯サイトを含めたあらゆるアイドル画像サイトより十数件の相談メールが当方へ寄せられました。内容の多くは「損害賠償を求める。示談(10〜100万円)に応ず」という、アイドル所属事務所からのメールによる通告でした。裁判になれば、恐らく肖像権とパブリシティ権の侵害事実について争われることになると思います。その際の請求額が60万円以下であるなら、小額訴訟による簡易裁判(民事)を被告の現住所がある都道府県で起こされる可能性がありますが、これは被告の希望で一般の裁判にしてもらうことが可能です。簡易裁判で争われるなら弁護士は特に必要なく、その日の内に判決をもらえる場合が多いです(一回に限り再審理の請求が可能)。私の予想では画像の削除命令が下る可能性はあるものの、個人が運営するようなアイドル画像サイトに対し損害賠償の請求が認められることはまずないと思っています。仮に認められたとしても、10万円以下程度だろうとは思いますし、民事裁判による判決は「任意で支払いなさい」という程度なので、実際にお金の無い人からは一円も回収出来ませんし、差し押さえる給与や財産がない人間に対しては強制執行しても効果は全くないというのが現実です。
メール送信による連絡では裁判を起こすことは出来ませんので、原告は当然ながら裁判所を通じて法的に有効な書面を被告の住所まで送付する必要があります。私もお金を返してくれない相手に対して小額訴訟を起こした経験があるので分かるのですが、まず被告の住所を調べ上げる作業が大変なんですね。独自ドメインを取得しているサイトであればドメインの登録情報から住所を割り出される可能性はありますが、警察のようにプロバイダやサーバ会社へ強制的に情報を開示させる権利はありません(個人情報保護法により、最近では警察ですら開示請求に手間がかかるようです)。逆説的な言い方をすれば、相手に住所を知られない限り(訴状を受け取らない限り)民事裁判が開廷することすらない訳です。悪質なワンクリック詐欺なんかでも同じことが言えますが、どうせ慌てふためくのなら裁判所からの訴状(内容証明)を印鑑押して受け取ってからにすべきですね。
これが出版社等の法人の場合であれば画像使用について事前に正規な手続きを踏むべきでしょうが、個人が運営するようなアイドル画像サイトやファンサイトについては概ね不問にしてあげるのが適切ではないかと思われます。しかしながら、社会的・経済的損害が発生した事実どころか、販売促進のプロモーションにすらなっている事実があったとしても、権利を有する側の「使わないでくれ」という要望に対しこれを無視をすることは出来ないと考えます。当サイトの見解としましては、やはり「当サイトの存在が御社の利益にマイナスとなることは絶対にありえないのでご再考願いたいですが、それでも画像の削除を求められるなら誠意を持って対応(削除)させていただきます」というより他はありません。また、以上は当方の個人的な見解に過ぎませんので、それを他のアイドル画像サイトの管理人各位がガイドラインとして採用するのは間違いというか、当方に責任が集中しそうなのでご勘弁いただきたいです。
■おニャン子クラブ事件
東京高判平成3年9月26日(判時1400号3頁、判タ772号246頁)
●事案
「おニャン子クラブ」に属するタレントの肖像、氏名を無断でカレンダーに使用し・販売した業者に対して、氏名・肖像使用権の侵害を理由として、カレンダーの製造販売の差止と損害賠償請求を行った事件。
●判旨(パブリシティ権に関係する部分のみ抜粋)
前記一の事実によれば、被控訴人らはいわゆる芸能人であり、その芸能人としての評価は、自己の出演、所属プロダクションやマスメディアを通じての宣伝活動等により、広く全国にその氏名・肖像が知られ、大衆の人気を博することによって高められるのであり、被控訴人らも、このように自己の氏名・肖像が知られることにより評価が高められることを望んでいるものと推認して差支えない。そして、かように氏名・肖像を利用して自己の存在を広く大衆に訴えることを望むいわゆる芸能人にとって、私事性を中核とする人格的利益の享受の面においては、一般私人とは異なる制約を受けざるを得ない。すなわち、これを芸能人の氏名・肖像の使用行為についてみると、当該芸能人の社会的評価の低下をもたらすような使用行為はともかくとして、社会的に許容される方法、態様等による使用行為については、当該芸能人の周知性を高めるものではあっても、その人格的利益を毀損するものとは解し難いところである。
上記はカレンダーの事案ですが、タレントの氏名や肖像の利用についてを判示しています。この「おニャン子クラブ裁判」では原告が総額500万円の賠償金請求しましたが、裁判所が下した判決は一人のアイドルに対して慰謝料10万円と商品の販売差し止め及び破棄だったそうです。このように色々と判例を調べたり警察(京都府警生安)や弁護士とも事前に相談させてはもらいましたが、インターネット上での画像使用について未だ「100%問題はない」との確証を得るまでには至っておりません。当サイトのようなアイドル画像サイトやファンサイトは20世紀後半より数多く運営されている長い歴史がありますが、画像そのものをオークション等で販売したりする明らかに不当な行為は別として、今まで"刑事"で問題となった例は一度もないらしいので、とりあえずのところは安心して良いそうです。
アイドル画像は主にインターネット上に広く公開されている、アイドル本人や所属事務所等とは何ら関係ないであろう個人の運営サイトから収集したものを掲載しています。当サイトは「アフィリエイト」をやってはいるものの、基本的に非営利目的の個人的な運営ですし、ページの閲覧はどなた様に限らず無料でお楽しみいただくことが出来ます。当方ではアイドルの画像サイト以外にも、小室哲哉のファンサイトや漫画の批評サイトなどを複数運営しておりますが、画像を引用しなければ閲覧者に対して不親切であると考え、他の多くの個人運営サイトと同様、サイト閲覧者に対して課金するなどの経済活動や画像そのものを販売するなどの行為でない場合は概ね問題はないだろうと考えております。また、海外法人であるオンラインカジノの宣伝についても、個人的に同様の疑問があったりです。当サイトではアイドル事務所と話し合いに応じさせていただいた前例がありますし、万が一当サイトのあり方に問題があると思われる方は、事前にご連絡いただけることを重ねてお願い申し上げます。特に警察や検察、法曹関係者からの見解やアドバイスをお待ちしております。
訪問者の方へ
当サイトは個人が非営利目的に運営しているもので、アイドル本人やその所属事務所とは基本的に何の関係もない場合が殆どです。アイドル画像、グラビア画像、女子アナ画像等の諸権利は、当然ながらタレント本人やその所属事務所、カメラマンや出版社に帰属しますので、画像の利用につきましては個人で楽しむ範囲でお願いいたします。当サイト上に掲載されている画像の再利用に関しましては、トラブル等が発生しましても当方は一切の責任を負うものではありません。また、使用サーバへ過度な負荷がかかる為、画像を直接リンクする行為は固くお断りいたします。
管理人:ポルシェ万次郎
(06/01/18)
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