| >税収が支出を下回り続けている現状では心許ない
別段、珍しいことではありません。 一般政府の収支が2008年まで20年連続して赤字になっている国が、少なくとも添付の画像に示すだけあります。
MPJコラム - 読売新聞:「迫る財政破局/円暴落1ドル240円」 文/廣宮孝信(作家) http://mp-j.jp/modules/d3blog/details.php?bid=94
以下、上記の記事からの引用となります。
(引用ここから)
「2017年度の予算総額は200兆円に迫り、国債発行額は120兆円にも達した。」
はっきり申しまして、こういった金額を並べても何の意味もありません。2009年度の歳出(一般会計)が102.5兆円ですので、8年でほぼ倍になったから「大変だ」というニュアンスだと思うのですが、アメリカ連邦政府の一般会計の支出は2001年が1.5兆ドル、8年後の2009年が3兆ドルでほぼ倍になっています。あるいは、1937年から1945年にかけては0.0076兆ドルから0.093兆ドルで12倍以上になっています。歳出が8年で倍になるのは別に大したことでも何でもありません。日本の場合、2001年(平成13年)から2009年(平成21年)にかけての8年間は84.8兆円から102.5兆円でたったの1.2倍増でしかなく、むしろ増やし足らないと言うべきなのです。
(引用ここまで)
また、公的年金保険料などの社会保険料のように、システムとして強制的に徴収されているものもあります。 これらを名目上「福祉目的税」など呼んでしまえば、税収は30兆円以上増えることとなりますし、そういった意味で歳出が税収を上回るであるとかは、本来はあまり気にする必要がないことだと言えますね。
>また、国と政府を分けて考えたいのかよくわからない
GDP=民間消費+民間投資+政府支出+純輸出 国家=政府+金融機関+非金融法人企業+家計+民間非営利団体
フローとストックの流れを考える際、国(国家)の内訳に政府を入れて何の不都合があります? ちなみに前出の「資金循環統計(国家のバランスシート)」は金融資産だけの話であり、政府が保有する土地や建物などの価値は含んでおりません。
>個人向け国債だったかもしれないが、確かここ数年のうちに未達は起きたと記憶している
そんなことよりも、異常に低い(信用が高い)長期金利を見て判断するのが妥当かと。 >>856の画像「国内銀行の貸出金、実質預金、預金超過額の推移(単位:十億円) 1989年−2010年8月(情報ソース:日本銀行 金融経済統計月報)」を見ても明らかなように、企業の資金需要が乏しく、銀行は運用先が無いために国債を買っているのが現状ですね。 |
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