| >現在のデフレは実体経済(>>954や>>883参照)を強く反映したものである以上、 >それと乖離してインフレになることは不均衡(恐慌の原因)をもたらしてしまう
我が国は過剰にもほどがある供給能力(スーパーデフレーション)に加え、通貨高、恒常的な経常収支黒字国、長年の安定した超絶低金利、19年連続で世界一の対外純資産国(純債権国)でもあります。 これは世界で最も「インフレ余力(抵抗力、耐久力)」があるとも言えるので、収拾のつかないような悪性のインフレにはなりにくいと考えるの妥当です。 アメリカやイギリスに倣って円を刷りまくれば、円安への誘導にもなるでしょう。
つまり、「それをやってハイパーインフレになるのなら他所はそれ以上だろう」「日本政府がデフォルト(債務不履行)することがあるとして、その順番は世界中で一番最後になるだろう」ということですね。 インフレにならないよう綱渡りのような経済政策を打たざるを得ない諸外国と我が国とでは、そもそも前提が根本的に異なると言って良いほど有利な条件にあるにもかかわらず、それらの国以上にインフレ恐怖症に陥っているのが実情だと思います。
>ネットで検索すればいくらでも解説(名目金利で判断すると誤りが生じる)が書いてあるし、 >特に金融機関や金融関係者、経済学者などの解説が多いことが示すように、 >専門家の間では実質金利で考えることが常識なのである。 >(彼らは職業上経済に精通しているし、無責任な立場であれこれ言うべくもない)
以前にも書きましたが、「ネットで金融関係者がそう解説している」「彼らは専門家である。故にその主張は正しい」などという類の理屈には説得力を感じません。 名目GDPを伸ばすにはある一定のインフレ率を許容しなければなりません(お金を貯めこんで使わないことの罪)し、過度なインフレになれば税の累進性を高めれば良いだけの話です。
「名目金利(長期金利)が1%前後だから、日本政府は世界で最も資金調達が容易。それは民間の貯蓄過剰と日本政府の信任が高いことに起因する。また、デフレであるから実質金利は名目金利と比べて高い。インフレへの期待を上げてやる経済政策の実行が望まれる」という説明で十分と思われ、それ以外のことが何か別にあるとして、だからどうなのかという主張が当方にはまるで伝わってきません。 |
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